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深き闇の街路で遭遇する物 それは・・・・

ヒィィィィホォォォォその日は仕事が遅くまでかかりすっかり日も暮れてしまった
急いで家に帰宅するために近道として普段は余り使わない裏の路地を
通ることにした、その路地は表の路地のような賑わいもなければ
暖かくも明るい街灯に照らされてもいない。
静かで重く深い闇、ヒンヤリとした路地は息を吐けば白くなるぐらいに
寒く10月も過ぎたこの時期には身に応える
正直余り長居をしたい場所ではない、早歩きで急いでその路地を駆けて
いく・・・そんな中ふっと首筋にぞくりとする感触が、それと共に体中に
鳥肌が立つ 「!」 まずい、何か嫌な予感がする、私は不吉なものを
感じ早歩きから更に走り出し速くその路地を抜け出そうと走り出す。
「ハァハァ」白い息が舞い上がる 息も上がってきた
深く暗い路地、今日はとかく長く感じる
近道として通った意味がなかったかなと頭の中で思い始めたころ
前方にボンヤリと明かりが見え始めた
そろそろ出口に近づき始めたかと安堵の溜息がでる
しかし、それは表街灯の街明かりではなかった、赤く深く濃い血のような赤、それが前方にフワリフワリと
浮かんでいるのだ、何だアレは?! ゾクリと寒気がする。
その光はゆらりゆらりと此方にゆっくりと近づいてくる「ゴクリ」生唾をのみ込み額から嫌な汗がにじみ出る
ゆらりゆらりと徐々に自分との距離を縮めてくる、ズザッと足を一歩後退して後ずさりをする
やばい、アレが何かはわからないが危険だ、急いでこの場から逃げ出さなければ・・・
私が不気味なその光に対して背を向けて逃げだそうとしたその瞬間!
先ほどまでゆらりとゆっくり近づいてきてたその光の速度が急激に速まった!!
ジクザクにもの凄いスピードで迫ってくる!そして次の瞬間!!
「ヒイィィィホオォォォォォ!」
子供の甲高い声のような音と共に私の眼前には大きなカボチャがゆらりと浮かんでいた
カボチャ・・・なのかこれは?!
そのカボチャは大の男が両手いっぱいに広げたほどの大きさがあり、人の顔を象ったように目と口の形に
一部をくりぬかれている、口の部分は引き裂けゆがんだような笑みの形をしており、目の形にくりぬかれた
部分からは爛々とした光が不気味に輝いてる、頭部にはまるで魔法使いを思わせるお行きな帽子
そして浮かんだカボチャの下には青いマント、そのマントの奧からは白い手袋がふわりふわりと浮かんでおり
手(?)には不気味な赤い炎を揺らめかしたランプを持っている、私が見た不気味な光はこれか
炎はあたかも苦しみもがく人の形相のような形に燃え上がっている
もう一方の手には鈍く光る金属・・・大きな包丁を握っている 包丁からは赤い液体がしたたり落ちている
よく見れば、そのカボチャ全体にその赤い液体は付着してるではないか、まさかこれは・・・
再び、「ごくり」と息をのむ
そのカボチャはまるで値踏みでもするように此方をジロジロと見、にやりと笑って(るように見える)
その口の部分から甲高い甲高い子供の声が発せられた
「クヒヒヒヒィ、お前美味しそうだねぇぇぇ」
まさか、このカボチャ
ゆらりと更に此方の眼前に近づいてくる、赤くランランと光るその瞳のような光に見つめられ私は更に
恐怖する、足がガクガクと震えだし背筋からは冷たい汗が流れ出し、口が歯がカチカチと音を鳴らし始める
「トリックオアトリート・・・・・」ゆっくりとその声は発せられ
「お菓子はいいや」声は徐々に大きく発せられ
「お菓子はいいから、お前のをクワセロォォォォォォ」 先ほどまで発せられていた子供の声とは異質の
深く重い獣の咆吼のごとき叫び声と共に、その手に持っていた包丁を天高く頭上まで振り上げるとともに
私の頭上にめがけて振り下ろされた

「ギャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ」

人気のない暗い路地に断末魔が響き渡る・・・・・・・・













エピローグ
その日、家に帰宅した私の前に一つの皿が差し出された
黄色くホカホカと湯気をだしている それは・・・・・
カボチャの煮付けだった・・・・
「はい貴方、今日の晩ご飯はカボチャの煮付けよ」
ほくほくと美味しそうに調理されたカボチャがそこにはあった
恐る恐る箸にとりパクリと一口そのカボチャを口にほおばり、ゴクリと飲み込む・・・
「うん、上手い! 上手いなこれ~ 美味しくできてるよこのカボチャ」
「ウフフフ♪ありがとう、でもどうしたのこんな大きなカボチャ?」
「うん、ちょっとね」

カボチャの煮付けは美味しいよね~♪


                                                   End
  ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                   ※魔界書店 発行 「魔人の今日の美味しい晩ご飯レシピ」5巻より抜粋



うぉぉぉぉい!こんなオチかよ!! Σ(゜д゜;

あとがき
このたび長文読了ありがとうございました~W
昨日唐突にジャックランタン描きたくなりまして 唐突にガリガリと描きはじめ
これまた唐突に文章をつけたくなって唐突に執筆
いかがだったでしょうか?ホラーに見せかけておいて実はギャグです
まさにハロウィンらしいドッキリってことでw

では10月最後の日を、よきハロウィンをお楽しみつつお過ごし下さいませ ではでは~


※イラストは今のところpixiv限定ですのであしからず~
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コメント

No title
先にpixivでイラストを見ましたが、文章つきだったんですねw
ジャックランタン(-人-)ナム~
ホラーな感じが出てていいですね、文章。
オチは・・・かぼちゃ美味そうw

5巻出てるんですね。
他の巻も気になるなぁ(´∀`)
Re: No title
こんちは王星さん
pixiv&文章 同時進行ですね
文章は滅多に書かないっというか、文章書きじゃ無いですから
読みやすいかどうかとか、臨場感伝わるかな~等ちょい不安で自信無しでした
楽しんで読んでいただければ幸いです
オチは、振りかざした瞬間に良い感じでカウンターはいってギャァァァァって感じでしょうかw
そのまま放置したら勿体ないですからね、美味しく頂きましたっとw

他の巻・・・・レギオン闇鍋全書とか(ぉ
レギ含めたダークカオス系の素材が具だくさんの闇混沌鍋
美味しいかどうか不明です(爆

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